審査マンが株式投資する場合、やはり、ファンダメンタル分析が中心となる。
企業の財務内容を分析して、株価の上昇が見込める銘柄を選定する。
個別株への投資は、リスクが高く、総資産の10%くらいを投資に
まわす予定である。
銘柄の選定を楽しむ気持ちで取り組むため、まずは、
値上がり益を目標とせず、審査マンとして、どの点に着眼していくか、
研究していくためのツールを紹介します。
銘柄スカウター(日本株)
ファンダメンタル分析のツールとして、マネックス証券に口座を開設すると、
無料で使える「銘柄スカウター」が企業分析に役立つ。
銘柄スカウターの優れた点は、下記のとおり。
①「企業概要」で、事業内容が理解できる
②過去10期以上の長期業績をグラフで表示している(売上、利益)
③四半期ごとの業績を確認できる(売上、利益)
④セグメント別の売上・利益、国内・海外別の売上等を確認できる
⑤PERやPBR、配当利回り等の指標を、最長5年間グラフ表示している
⑥バランスシートをグラフ表示している
⑦業種が同一のライバル企業の株価指標や業績などを表形式で一覧比較できる
⑧「10年スクリーニング」で、過去10年間の業績等から銘柄を選択できる
特に「10年スクリーニング」では、売上高成長率、営業利益率、自己資本比率、
PER、PBR、ROE、ROAなど、様々な指標を対象としたスクリーニングが可能で、
審査マンが利用するには、最適なツールである。
銘柄スカウター(米国株)
米国株のファンダメンタル分析にも、マネックス証券の「銘柄スカウター米国株」が
役に立つ。
マネックス証券の「証券総合取引口座」の開設に加え、「外国株取引口座」の開設をすれば
無料で利用することができる。
上記の日本株と同様に、長期の業績、指標が確認できる。
特に便利なのが、「企業概要」に、事業内容が分かりやすく記載されているので、
どのようなビジネスを展開しているかなど、企業の特徴を理解できる。
外国の企業のファンダメンタル分析は、難しい面があるが、
国内企業の審査だけの審査マンでも、楽しく米国株投資ができると思う。
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