高齢者の確実な投資方法

高齢者の株式投資

年利8.4%の運用

60代の資産運用は、どうしても安全第一となる。
失敗した時に取り返す時間が少ないので、できるだけリスクを回避したい。

しかし、銀行預金だけでは、今の時代、安心していられる訳でもない。
何か安全で確実な投資はないか?
一つだけある。
年金の繰下げ受給だ。


65歳から70歳まで年金を繰下げると、年8.4%年金が増えていく。
5年間で最大42%も年金額が増える。
年利8.4%の運用を5年間も続けるのは、抜群の実績だ。

年金の繰下げ受給は、もっとも合理性があるが

65歳から70歳まで、貯蓄を先に取り崩して生活し、年金の方は使わずに有利に運用する。
年金を日本年金機構に預けて、年8.4%で運用すると考える。

そのためには、65歳の時点で、生活資金が少なくとも5年分以上あることが前提となる。

夫婦2人の世帯で、平均的な支出が1ヶ月255千円、年間306万円。
5年分として最低でも1,500万円、少なくとも2,000万円は必要である。
65歳時点で、退職金も含めて2,000万円の蓄えがあれば、
年金の繰下げ受給が、最も合理性のある選択肢で、リスクを冒して投資する必要はない。

また、65歳以降も70歳までは働く人にも、同じことが言える。

しかし、これを実行できる人は少ないだろう。

蓄えが、毎年300万円以上減っていくことに不安を覚えるだろう。
また、70歳になった頃に死んでしまうかも知れない。

蓄えをすべて使い切って死んでしまっても、
そのための貯蓄なのだから、損をするわけではないが、
年金をもらわずに人生が終了する際に、なんとも損をしたように思うかも知れない。

人間は、いつも合理的な判断ができる訳ではないのだ。
しかし、いたって健康で長生きをする自信のある人、
65歳時点で十分な貯蓄のある人には、最もおすすめの資産運用方法である。

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